『FourFourTwo』は「元イングランド代表DFジョン・テリーは、100capに到達したかったと話した」と報じた。
2012年にイングランド代表からの引退を表明したテリー。国際Aマッチ出場数(cap)は78で終了しており、その後はクラブに専念している。
代表引退の際には、アントン・ファーディナンドとの人種差別的発言問題が持ち上がっており、FAからキャプテンを剥奪されるという状況があった。
ファビオ・カペッロ監督がそれによって辞任を表明するなど波紋が広がり、半年後にテリーは国際試合から退くことを表明する。
同チームの仲間でもあったジェイミー・キャラガーとの対談の中で、テリーは以下のように話し、今でも代表の試合を見ると心が痛むと答えている。
ジョン・テリー
「78のイングランド代表キャップを振り返ると、それは本当に誇り高いものだ。2つの期間でキャプテンを務めた。サッカーをやっている者なら、最大の名誉だ。子供の時には誰もが求めているものだよ。
それが終わった流れについては本当に失望している。一旦50capに到達すれば、それから60、70――僕は100capという目標を持っていた。それがやりたかったことだ。
第一に、イングランド代表でプレーすること。
第二に、イングランド代表のキャプテンになること。
そして第三に、100capを獲得することだった。
試合を観戦する。そして、それは僕を痛めつける。イングランドの試合を見ると、『ああ、あそこでプレーできていたのにな』と思うんだ。
代表引退したとき、ワッザ(ルーニー)より1つ出場数が多かったんだ。そこにいたから、ちょっと心に突き刺さるね」
「確かに一線を引かなければいけなかった。ただ心の中では『戻れよ、そして100capに到達しよう』と言っていた。
心の中ではその欲望と戦っていた。キャプテンだったから、100capを獲得したかった。
彼らは私が2度とキャプテンにはならないと言った。しかし、もし100capに到達すれば、それはキャプテンのようなものだ。
それは毎試合見ていて心の中に浮かぶものなんだ」