9日に行われたUEFAチャンピオンズリーグでポルトを2-0と下したチェルシー。

この結果、ポルトを蹴落とす形で決勝トーナメント進出を決めた。

チェルシーは先週末にホームで昇格組のボーンマス戦に敗れており、プレミアリーグで今季8敗目を喫していた。

ジョゼ・モウリーニョ監督がチェルシーを率い、昇格組に敗れたのはこれが史上初のことであった。そうした背景があっただけに、このポルト戦に敗れベスト16進出を逃すことになれば最悪の可能性もあったのだが、なんとか古巣ポルトから勝利し解任を免れた。

そんなモウリーニョ監督は試合後、記者会見に出席。記者からはこのチェルシー戦でポルトのゴールマウスを守り、レアル・マドリー時代にモウリーニョ監督と衝突があったとされるイケル・カシ―ジャスの質問が飛んだのだそうだ。

そんなカシ―ジャスについてモウリーニョ監督が話した内容がなかなか皮肉的だった。

ジョゼ・モウリーニョ(チェルシー監督)

「問題ない。私は自らの仕事をやり遂げた。カシージャスもそうだ。彼はよくやった。

これでカシージャスは彼がまだ勝ち取っていない唯一のタイトルを手に入れることができるね。

ヨーロッパリーグだ」

チェルシーに敗れたポルトはグループGで3位となり、UEFAヨーロッパリーグのベスト32に回ることとなった。

最多出場記録を保持するカシージャスがCLの舞台でベスト16に残れないケースはこれが初めてであり、そうしたカシージャスに対してモウリーニョ監督はこのようなメッセージを送ったのだ。

CLで敗退したカシージャスに、「まだ勝ち取っていない唯一のタイトルを手に入れることができるね」とコメントできるのはおそらくモウリーニョくらいだろう…。

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