16日、クラブワールドカップ準決勝が行われ、サンフレッチェ広島は0-1で敗れた。

この試合で後半ゴールを決めたのがルーカス・アラリオだ。1992年生まれの23歳は今季途中にコロンからチームに加わると、コパ・リベルタドーレスの決勝ティグレス戦など大事な試合で得点を決めてきた若武者である。

「El Flaco(やせっぽち)」の愛称通り、痩せておりサイズが特別優れているわけではない。しかし、広島戦で決めたように泥臭く得点をとれ空中戦に強さのある選手である。手足は長く、ストライドも大きいため抜け出しも早い。リーベルでの今季リーグ戦の成績は4得点と決して多くはないが、ハビエル・サビオラら歴戦のツワモノらを抑えてスタメンを勝ち取っている。9月6日のヌエバ・チカゴ戦ではハットトリックを決めており、今後もキャリアを通じて成長が期待できるだろう。

また、得点をとる以外にもドリブルなどに魅力があり、インテルをはじめ欧州のビッグクラブも注目をしているという逸材である。

広島戦後には「我々はタイトルを獲得したい」と意欲を語ったアラリオ、決勝でバルセロナを前に得点をすることができるだろうか?

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