『Ahram』は「エジプト・プレミアリーグのアル・アハリ対アスワンの試合を裁いていたマフムード・アシュール主審に批判が集まっている」と報じた。
アレキサンドリア・空軍スタジアムで行われたこの試合は3-1でアル・アハリが勝利を収めているのだが、問題になっているのは1-1で迎えた前半のロスタイム。
当初アシュール氏が示したのは1分であったが、アル・アハリが2点目を決めたのは45+3分だった。
予定とは違うロスタイムの長さにアスワンは抗議。フード・サラマ選手が明かしたところによれば、その際に主審から言われたのは『申し訳ない。私の時計が壊れてしまったんだ』という台詞であったという。
監督を務めているアル・ナハース氏も説明を求めた際に第4審から時計の故障を伝えられたとのことで、試合後には以下のように話している。
イマード・アル・ナハース
(アスワン監督)
「我々は審判のために試合を失ってしまった。前半に不公平なゴールを決められ、精神的に大きな影響を受けた」
先日、エジプトでは審判の不公平な判定を訴えた名門ザマレクがリーグからの撤退を宣言(その後すぐ撤回)する事件が発生した。
各国でレフェリーに対する風当たりは強くなっており、近年は難しい状況になっているようだが、時計が故障というのはやや稚拙なミスである……