7日、『USA Today』は「サウジアラビアサッカー連盟は、AFCチャンピオンズリーグで国内のクラブがイランを訪れることを禁止した」と報じた。
アジアサッカー連盟(AFC)のトップであるシャイフ・サルマンも、イランとの外交関係を断絶させたバーレーンの出身であるが、こちらは状況を監視するいうことのみ発表している。
FIFA会長候補のアリ・ビン・アル・フサイン氏は火曜日に記者団の取材に対して「サッカーはいかなる政治にも妨げられてはいけない」と話していたものの、緊張は徐々にスポーツ面にも影響を及ぼしているようだ。
先日、サウジアラビアがイスラム教シーア派の指導者を処刑したことから発生したイランの緊張関係は、大使館の襲撃だけでなく空軍の衝突にまで発展しており、中東での大きな混乱に繋がっている。
サウジアラビアサッカー連盟はこれを受けた木曜日の会議で、国内リーグのクラブをイランに遠征させることは危険であると判断した。
今年のAFCチャンピオンズリーグではグループBでアル・ナスル(サウジアラビア)とゾブ・アハン(イラン)、グループCでアル・ヒラル(サウジアラビア)とトラクトル・サジ(イラン)が同居している。プレーオフにもアル・イティハド(サウジアラビア)、ナフト・テヘラン(イラン)が出場しており、彼らも勝ち抜けば問題に直面することになる。