『Reuters』は「前リヴァプール監督のブレンダン・ロジャーズ氏は、2014年夏にイタリア代表FWマリオ・バロテッリを獲得した理由を語った」と報じた。

ルイス・スアレスをバルセロナに高額で売却した2014年夏、リヴァプールはその資金を利用してアレクシス・サンチェスを獲得しようとしたが、アーセナルとの競争に敗れた。

それを補うために多くの補強を行い、その中の目玉がACミランから1600万ポンド(およそ26.7億円)で獲得したマリオ・バロテッリであった。

しかし、彼はプレミアリーグでわずか1得点と期待外れの出来に終わり、今季はACミランに貸し出されている。

大失敗に終わったこの獲得について、ロジャーズ監督は「オーナーたちの意向が強かった」と明かした。

ブレンダン・ロジャーズ

「我々はあの役割をこなせるタイプの選手を引き入れることに苦しんでいた。その時、オーナーたちは考えた。マリオ・バロテッリは、私の手で成長させられる選手であると。

彼らは、バロテッリのことを『5000万ポンド(およそ83.4億円)の選手を、1600万ポンドで獲得出来る』と考えた。そして、私が数人の選手を成長させたように、バロテッリでもそれが可能だろうと。

オーナーがそのルートに沿っていくことを望んだとき、そしてそれ以外にオプションが存在しなかったとき、誰もがその道を与えられる」

「(クラブはアレクシス・サンチェスを狙っていた?)

我々にとっての大きな打撃は、アレクシス・サンチェスを獲得出来ると考えていたことだ。

彼は理想的な置き換えが可能だったと思う。彼のプレッシャー、アグレッシブさ、そして備えているクオリティ。我々にとってはパーフェクトだと考えていた。

我々はルイス・スアレスを売り、そしてサンチェスを引き入れるだろうと感じていた。そうなればチームはスムーズに移行できただろう」

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介