この冬の移籍市場で最も話題の選手のひとりであるアレックス・テイシェイラ。シャフタールで得点を量産する26歳のアタッカーは、実はブラジルフル代表の経験はない。

“王国”と呼ばれるブラジルだけあって、セレソンとしてプレーできるのはごく限られた選手のみ。そのため、ブラジル以外の代表チームでプレーしている選手も多い。

そんななか、『squawka』では実はブラジル代表で出場経験のない選手たちについて取り上げていた(まだこれからでしょ!という顔ぶれもいるが)。

攻撃的MFアレックス・テイシェイラ(26歳、シャフタール・ドネツク)

ユースレベルではブラジルの各カテゴリーを経験してきた。2009年のU-20W杯ではブラジル代表の一員として準優勝に貢献、彼自身も大会ベストプレイヤー投票で第2位になっている。

26歳となった今、セレソンでの出場を望んでいることだろう。シャフタールでは223試合で89ゴールを叩き出してきた。だが、ブラジル代表のMF層は厚く、今も締め出されたままだ。大金でプレミアリーグへ移籍することになれば、間違いなく“気付かれる”はず。

守備的MFアラン(25歳、ナポリ)

今季のナポリにおいて中盤でのアランのプレーは卓越しており、20試合で3ゴールも決めている。セリエA首位に立つチームに貢献しており、バルセロナが興味を示しているとさえ伝えられている。

ブラジル代表のドゥンガ監督が気付くまでにそう長くは掛からないことは確かなはず。だが、その座をフェルナンジーニョやコウチーニョ、オスカルらと争わなければならないだろう。

Allan Marques Loureiro、についてのQoly独自情報

2011年U-20W杯のブラジル代表優勝メンバー。

ヴァスコ・ダ・ガマ下部組織出身で、ボランチ、右サイドバックでプレーする。

地味な選手ではあるが運動量が豊富で攻守に高レベルで力を発揮できる。中盤でボールを裁いていくタイプであるが、非常にスピードがあり、推進力のあるオーバーラップや高速ドリブルを見せることもある。

ナポリ加入前のウディネーゼではアンカーもしくは3センターのインサイドハーフとしてプレーして評価を高めた。

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