1月の移籍はクラブにとっても選手にとってもリスキーなものとされている。

そんななか、英国『dailymail』では1年経ったことを受けて、2015年冬のプレミアリーグの移籍についての評価を与えていた。なお、移籍金の日本円換算は全て現行レート。

当たり:MFダレン・フレッチャー(マンチェスター・U→WBA、移籍金ゼロ)

ルイス・ファン・ハール監督から余剰戦力とされると、フレッチャーは次の目的地について熟考した。そして、最終的にはトニー・ピューリス監督のセールストークに屈服し、デッドラインデーにWBAへと移籍した。

新天地では素晴らしいインパクトを見せている。昨季は降格阻止に尽力し、今季も中盤において突出している。何よりも印象的なのは、31歳のMFが見せている一貫性だ。

潰瘍性大腸炎と診断された際、彼のキャリアは危機に瀕していたが、今季は全試合に出場。先月末のニューカッスル戦では決勝ゴールも決めた。

当たり:MFベン・ワトソン(ウィガン→ワトフォード、移籍金少額)

当時は2部リーグ間の移籍であり、ほとんど見出しを飾ることもなかった。だが、30歳のMFは今季のプレミアリーグ前半戦ではレギュラーを務めている。

ウィガン時代の2013年のFAカップ決勝で決勝ゴールを決めたワトソン。だが、足を骨折してたことでそのキャリアはまずいものになっていた。ワトフォードが南部へ戻るチャンスを与えるまでは。

当初は短い契約期間だったものの、ワトソンはロッカールームにポジティブさをもたらした。すると、チームが昇格に向けて勢いづいていた昨年3月に2年契約を与えられた。前所属のウィガンは現在3部にいる一方、ワトソンはワトフォードの好調さを支える主な要因となっている。