手に汗握る展開と衝撃的な結末で話題となった、プレミアリーグの上位対決アーセナル対レスター戦。

エミレーツ・スタジアムでリードを握った首位レスターだったが、ダニー・シンプソンの退場で流れは完全にアーセナルへ。猛攻の末、この日が復帰戦となったダニー・ウェルベックが後半アディショナルタイムに決勝点をあげた(全ゴール動画はこちら)。

あと一歩のところで勝ち点1を失ったレスターだが、この大一番でも存在感を見せていたのがMFエンゴロ・カンテだ。

昨夏、リーグアンのカーンから移籍してきたカンテ。相手の攻撃を摘む気の利いたプレーはクロード・マケレレを彷彿とさせ、自身でボールを運び攻撃に参加することも。ダニー・ドリンクウォーターとのダブルボランチは補完性が高く、レスターの躍進を支える原動力となっている。

そんなカンテがいかにハードワークをしていたかがよく分かる画像が話題だ。

こちらは、フラムなどで活躍したジミー・ブラードがTwitterに投稿した写真だ。

この試合は英国『Sky Sports』で生中継されたのだが、ハーフタイムには様々なデータが紹介されていた。そのなかには前半戦でカンテがボールを触ったエリアのMAPも含まれていたのだが、かなり広大なものとなっている。

おそらくこれはボールを受けた位置なのだが、自陣と敵陣、左サイドと右サイドなどの偏りがほぼ見られずピッチを縦横無尽に走り回っていたことが分かる。ブラードはこの試合をTVで見ていたようで、このMAP画像を見て"Wow"と驚いたようだ。

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