王立モロッコサッカー連盟は、「新たな代表監督として、エルヴェ・ルナール氏を招へいすることが決定した」と公式発表した。
2015年にアフリカネイションズカップの開催を控えていたモロッコ代表は、2014年5月に元代表選手のバドゥ・ザキ氏を監督に迎えた。
しかし昨年末からザキ氏がチームを離れるのではないかという噂が流れ、今月初めに両者の合意の元で契約が解除されていた。
[#Maroc] Selon @le360sport Hervé Renard remplace Zaki à la tête de la sélection marocaine ! pic.twitter.com/wmBvjLh44c
— Footballogue (@Footballogue) 2016, 2月 10
エルヴェ・ルナール氏は1968年生まれの47歳。かつてはマルセル・デサイーなどと同じカンヌで育成されたもののプロ選手になれず、清掃業を経て監督になったという変わり種の人物である。
アフリカ、アジア方面で活躍した名監督クロード・ルロワ氏のアシスタントとして経験を積み、2012年のアフリカネイションズカップでザンビア代表を率いて優勝したことから大きな注目を集めることになった。
俳優顔負けのルックスを持っていることでも知られ、トレードマークは白シャツ。昨年リールの監督を解任されてからはフリーになっていた。
彼は先日ナイジェリアやカザフスタンの代表チームとも噂になったものの、最終的にはモロッコの誘いを受けることを選択したようだ。
なお、彼の初戦は3月22日のアフリカネイションズカップ予選、カーボヴェルデとの対戦となっている。