昨年からカンボジアリーグに参戦している日系クラブ・カンボジアンタイガーFCは2月19日、2016シーズンの開幕戦を迎える。対戦相手は現在2連覇中のプノンペン・クラウンFCだ。

カンボジアンタイガーFCといえば、日本人オーナー加藤明拓氏を迎えたことで注目を浴びたクラブである。ハーフタイムでのイベントや公式ニコニコチャンネルでの試合生中継やトーク番組の実施など新たな改革を次々と提示してきたが、カンボジアリーグはまだまだ未知数の部分も少なくない。

開幕を控え、カンボジアンタイガーFCらしい4つの「改革」を紹介しよう。

データ分析システムを導入

ヨーロッパではサッカーのデータ分析が著しいが、カンボジアでも今季からサッカーデータ分析システム「Football Analyzer」を導入することになった。

チーム全体や選手個人のプレーを細かく分析し、選手個人の主観だけでなく客観的な数字をもとにチームの戦術強化を図るのが狙いだという。

八百長撲滅を宣言

東南アジアのクラブでは珍しく、八百長等の撲滅宣言を実施する。サッカー界では未だに選手による八百長や麻薬使用事件などが起こっている。試合中のラフプレーなどの非紳士的行為も多いのが現状だ。

カンボジアンタイガーFCはカンボジアの各クラブに先立ち、所属選手全員で撲滅宣言を行ない、正々堂々戦うことを約束した。

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