ルチアーノ・スパレッティ監督の復帰後、再び勢いを取り戻したローマ。前節ではパレルモを5-0で撃破し、今週は敵地エンポリに乗り込む。

そんななか、エンポリ戦を前にした会見で、スパレッティ監督は「着任後の1か月半でローマのプレースタイルを変化させられたと思うか?」と問われるとこう述べた。

ルチアーノ・スパレッティ(ローマ監督)

「(~中略) 例として示せるのは、すでに彼が2得点を決めた後に75分時点で4-0となっていた時のことだ。

それは私が心から(大事だと?)思っていることであり、ものすごい行動だよ」

選手名こそ挙げていなかったものの、これはパレルモ戦で2得点を決めたムハンマド・サラーのことのはず。実際、72分にはこんなプレーを見せていた。

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MFセイドゥ・ケイタの不用意なパスミスから、ローマがカウンターを浴びた場面。サラーは相手陣から全力疾走で、自陣ペナルティエリア内まで怒濤のもどりを見せていた。

スパレッティはこうも述べていた。

ルチアーノ・スパレッティ(ローマ監督)

「このビデオをチームにも見せた。動きや状況を超えて誰もが分かる行為だ。

このリカバリーは(ゴール)よりもスポットライトを浴びるのは難しい。

だが、チームを助けるものであり、我々が求めているスピリットだ」

今季9ゴールとキャリアハイの得点数をマークしているサラー。圧倒的スピードなど攻撃面が目立つ選手だが、スパレッティはこういうところも評価しているようだ。

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