『Record』は「アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は、イングランド・プレミアリーグに移るという噂を否定した」と報じた。
アトレティコ・マドリーを率いてチャンピオンズリーグ準優勝、リーガ・エスパニョーラ優勝などの大きな結果を残してきたディエゴ・シメオネ監督。
今や世界でも有数の注目を集める指揮官となっており、今夏はイングランドに引き抜かれるのではないかという報道も数多い。
特にフース・ヒディンク監督が今季限りになる事が決まっているチェルシーが、シメオネ氏に対して強く関心を抱いていると言われる。
しかしこの件についてシメオネ監督は以下のように話し、自分の居場所はアトレティコにあると答えた。
ディエゴ・シメオネ
「私の居場所はアトレティコ・マドリーにあるのだ。
キャリアの中で、私は常に放浪をしてきた。二十歳の時に旅を始め、選手として、監督として違った役割を与えられてきた。
しかし、私は常に『安心を感じる場所が、最高の地だ』と思っていた。どんなに素晴らしい場所であっても、悪い感情を受けることはある。
私は様々な哲学を持った色々な監督に出会ってきた。ジョゼ・モウリーニョやペップ・グアルディオラのようなね。
彼らの全てのビジョンがファンタスティックだ。誰もがそれぞれのアイデアを持っており、どれが優れていて、どれが劣っているというわけでもない。
私は誰にも触発されてはいない。特定のスタイルは持っていないんだ。私はただ、試合に勝つために自分の選手たちにベストを尽くさせたい。
『チョリズモ』? その考え方には1つだけの言葉がある。“勝つこと”だ。
私はそれ以外のことは知らない。我々がやらなければならないのは選手を選ぶことだ。
もしバルセロナをトレーニングするのであれば、インテルでやるような方法でプレーすることは出来ない。そこには悪い選手はいないんだ。彼らは誰もがハイレベルだ。
ヨーロッパの選手たちに攻撃性、個性、そしてインテンシティを負わせるのは難しいんだ。それらは主に南米人の特徴だからね。我々は、魂でプレーするんだ」