また、ジェイのJ1初ゴールは英大手BBCでも報道された。
Jay Bothroyd is the 1st Englishman to score in Japan's J League since @GaryLineker in 1994 https://t.co/CtznpB7pBs pic.twitter.com/CmxDjOcVAw
— BBC Sport (@BBCSport) 2016年3月6日
記事ではジェイとリネカーのやり取りを取り上げ、「ジェイ・ボスロイドはリネカー以来この20年で最初にJリーグでゴールしたイングランド人となった」と紹介。その他、イングランド時代の歩みやタイを経て日本へ渡ったことなどが記述されている。
だが最後に触れないわけにはいかないだろう!
確かにJリーグでプレーしたイングランド人はこれまで数えるほどしかいないが、リネカー以外に全くいなかったわけではない。さらに彼らはゴールを決めているのだ。
1999-2000年にJ2の大宮アルディージャに在籍したマーク・バークは、2年間で51試合9ゴールを記録した。また、1990年代にスチュワート・バクスター、エディ・トムソンといった英国系の監督に指揮を委ねていたサンフレッチェ広島には、イアン・クルーク、ドナルド・グッドマンの2人が在籍している
イアン・クルークは1997-98年の2年間で24試合4ゴール、グッドマンも1998年に10試合2ゴールを決めた。J2の創設は1999年なので、もちろんJ1に相当する舞台での成績だ。
つまりジェイの得点はリネカー以来となるイングランド人のゴールではないのである。影響力の大きいBBCで誤った情報が流れてしまうのは残念だが、こうした話題から一度は忘れられていた選手にスポットライトが当たるというのもまた、今の時代らしいと言えるのかもしれない。