マルアヌ・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド)

財政難の影響からか、かつてほどビッグネームの噂が存在しないミランだが、最近噂に浮上しているのはマンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表MFマルアヌ・フェライニの移籍話だ。

デイヴィッド・モイーズ元監督と共にエヴァートンから迎え入れられたフェライニ。プレミアリーグでの実績が充分であったことからすぐにフィットすることを期待されたが、加入初年度は苦しみモイーズは更迭されてしまった。

ルイス・ファン・ハール体制となった2シーズン目は戦力外に近い状態から出番を掴み、プレミアリーグは27試合に出場(先発は19試合)。今シーズンはさらなる飛躍を期待されたが、出場機会を得られず苦しんでいる。

ミランはそんなフェライニに注目しているクラブの一つであり、1200万ポンド(およそ19.2億円)を準備していると伝えられているが、中国のクラブもこのベルギー代表の主軸に興味を示しているという。

1月の移籍ウィンドウで猛威を振るった中国マネー。ミランの望みも打ち砕いてしまうかもしれない。

ズラタン・イブラヒモヴィッチ(PSG)

今シーズン限りでPSGを去ると発言しているイブラヒモヴィッチ。その行き先はプレミアリーグかMLSだと盛んに報じられているが、喉から手が出るほど彼を欲しているのはミランであるのは間違いないだろう。

近年のミランの低迷はイブラヒモヴィッチ(とチアゴ・シウヴァ)が去った2012年の夏に起因するのは間違いない。攻守の柱を失ったミランは競争力を失い、2012-13シーズンこそ3位でフィニッシュしたが、その後は8位、10位と順位を落としている。

「スター選手1人でどうにかなるものではない」というのはサッカーの定説だが、イブラヒモヴィッチにはリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドのようにチームを変えてしまうだけの才能とメンタリティがある。

ミラン復帰の噂は根強く流れているが、その根拠はイブラヒモヴィッチがフリーエージェントで獲得できることであろう。移籍金を要しないため、給与をどれほど支払えるかが鍵となるだろう。

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