快進撃が止まらぬレスター。

先週末はリヤド・マフレズのゴールを守りきり、またも得意の1-0でクリスタル・パレスを下し3連勝を飾った。

2位トッテナムとの勝ち点差は5であるが、プレミアリーグは今季あと7試合。

これはプレミアリーグ制覇の可能性を十分に残しているといえる条件だ。そして、ここ数試合のレスターのパフォーマンスを見ている人であれば、そのことを信じてやまないだろう。

しかし、レスターのこれからのスケジュールを見てみると、ラスト3戦になかなか厳しい相手が待ち構えていた。

第32節
vs サウサンプトン(H)

第33節
vs サンダーランド(A)

第34節
vs ウェストハム(H)

第35節
vs スウォンジー(H)

第36節
vs マンチェスター・ユナイテッド(A)

第37節
vs エヴァートン(H)

第38節
vs チェルシー(A)

こちらは、レスターが今季これから対戦するチームとそのスケジュールだ。なんとラスト3試合にマンチェスター・ユナイテッド、エヴァートン、チェルシーという強豪とのゲームを残しているのだ。

今季レスターはユナイテッド戦でドローという結果に終わっているものの、エヴァートン戦とチェルシー戦ではともに勝利を収めている。いずれのチームもピリッとしない成績であるが、この頃になるとユナイテッドはCL出場圏争いを、エヴァートンとチェルシーはEL出場圏争いを演じているはず。

ビッグクラブはそうした経験に慣れているため、レスターにとってはなかなか手を焼きそうなラスト3試合になりそうなのだ(しかもユナイテッド戦とチェルシー戦はアウェイゲーム)。

それを避けるには第35節のスウォンジー戦までに優勝を決めておきたいところだが、34節で戦うウェストハムもかなり不気味な存在である…。

プレミアリーグが発足して以来、優勝をしたクラブはわずかに5つしかいない。レスターほどの規模をしたクラブがプレミアリーグで優勝を果たせばそれは後世に残る功績となるはずだが、“ミラクルレスター”はこれから正念場を迎えるかもしれない。

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