今季、弱冠17歳ながらドルトムントのトップチームでデビューを飾った注目のMFクリスティアン・プリシッチ。

ウインターブレイク明けのインゴルシュタット戦でプロデビューを飾ると、その後も3試合連続でリーグ戦に出場するなどトーマス・トゥヘル監督からの評価も高く、日本では香川真司の新たなライバルとしても知られている。

そんなプリシッチはアメリカとクロアチアの二重国籍を所有している。アンダー世代の代表ではアメリカを選んでおり、フル代表ではどの国を選択するかに注目が集まっていたのだが、ついにこの若さでA代表のチームから招集された。

プリシッチを選出したのは、アメリカ代表のユルゲン・クリンスマン監督だ。

今月のインターナショナルマッチウィークで、アメリカは2018年ワールドカップに向けた予選を2試合戦う。

しかし、25日に開催されたグアテマラ戦で2-0と敗れており、グループCで3位に転落している。29日に行われるホームでのリターンマッチを落とすことになれば敗退が現実味を帯びてくるだけに、次戦は絶対に負けられない戦いとなる。

そんな状況でクリンスマン監督は、2人の選手の追加招集を発表。1人はスポーティング・カンザスシティのMFグレアム・ズシであり、もう1人がプリシッチだ。

この大一番でクリンスマン監督が17歳の若手を起用するのかに大きな期待が集まりそうだ。

なお、FIFAの現行のルールでは一度ある代表チームでAマッチに出場すると、その選手は他の代表チームでプレーすることができない。

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