スウェーデンとのプレーオフに敗れ、EURO2016への出場権を逃したデンマーク。
チームを15年間率いてきたモアテン・オルセン監督は退任し、オーゲ・フリトヨフ・ハレイデが新たな指揮官に就任している。6月にはキリンカップに参加するため来日する予定だ。
そんなデンマークはこの3月、2試合の強化試合を行った。
初戦のアイスランド戦はニコライ・ヨルゲンセンの2ゴールもあり2-1と勝利。29日はハムデン・パークでスコットランドと対戦したのだが、チームキャプテンを務めるダニエル・アッガーがやってしまった。
0-0で迎えた8分、スコットランド選手のパスがズレてしまい、ボールはアッガーの背後へ。
するとアッガーは足を止め、追ってくるスコットランドMFマット・リッチーに体を預けようとした。ボールをGKカスパー・シュマイケルに任せようとしたのだ。
しかし、リッチーは簡単にアッガーをかわしてボールを掻っ攫い、左足でシュート!あっさりと先制ゴールを奪った。
Daniel Agger in on-field bust up with Kasper Schmeichel after Scotland winner https://t.co/oaaTr6vj3u pic.twitter.com/AUYIs770vA
— Mirror Football (@MirrorFootball) 2016年3月30日
この直後、アッガーとシュマイケルはピッチ上で激しく口論をしていた。
アッガーからすれば、もっと近くにシュマイケルがいるものだと思っていたのだろう。
しかし、最終ラインの選手としては「セーフティ」なプレーは第一のはず。試合が序盤であったことを考えると、この場面ではクリアで問題はなかったはずであり、シュマイケルにボールを任せるならリッチーに進入を許してはならなかった。
アッガーほどの実力者からすると、少々がっかりするようなミスであった。
なお、試合はこのまま1-0でスコットランドが勝利している。