オーストラリアサッカー連盟は、「FWナイコダー・スミスがブラジルのボタフォゴと契約した」と発表した。
PATHWAY | Young @SWQThunderFC star Nykodah Smith to join Brazilian club Botafogo https://t.co/SubqwYmN0D #PS4NPLQLD pic.twitter.com/C98avNImov
— PS4 NPL Queensland (@nplqld) 2016年4月6日
ナイコダー・スミスは今年17歳になるストライカーで、2014年からはオーストラリアの州リーグ(実質は2部)に当たるNPLのサウス・ウェスト・クイーンズランド・サンダーFCに所属していた。
『NEXTマーク・ヴィドゥカ』の愛称を持っているパワフルなストライカーで、将来のオーストラリア代表を支える存在になるかもしれないと言われている若手だ。
彼は今年ブラジルで3週間のトライアルに望んでおり、そこで大きな評価を得たことによってボタフォゴのアカデミーと契約を結ぶことになったという。
これが実現した理由は、かつて1969~74年にオーストラリア代表を率いたことがあるユーゴスラヴィア人監督のラレ・ラシッチ氏の計らいであるという。
彼とサウス・ウェスト・クイーンズランド・サンダーFCのコーチであるクリス・マクロード氏が旧知の仲であったことから、ブラジルのトップクラブでトライアルの機会を得たという。
スミスはこれまでカイザースラウテルンやブリスベン・ロアでもトライアルを受けてきたものの、なんと珍しいことにブラジルという舞台を選ぶことになった。
近年日本ではブラジルを目指す選手が減っているが、オーストラリアでは逆にそちらの舞台を選択する者が現れているというのは面白い現象だ。