3月31日にラージョ・バジェカーノのフベニールB(U-18)チームに加入したMF吉村祐哉が契約から僅か数日でデビューしていることがわかった。『ユーロプラスインターナショナル』が発表している。
吉村が試合に出場したのは、今月3日のリーガ・ナシオナル・フベニールのグループ12、第26節アルコルコン戦。吉村はベンチスタートであったが、後半53分2-1でリードされている状況からプレー。
3分後に相手CKからのカウンターで吉村が右サイドにパスを入れそれを受けたFWマチュカが難しい角度からゴールを決め2-2の同点に追いつく。後半53分からも2点目の起点になるなど随所に吉村らしいプレーが出て観客からも注目を浴びた。
10番をつけるマチュカは吉村と同じく左利きで、体格に恵まれ技術があり、推進力のあるFW。これまで6ゴールをあげており、今後も吉村と共に日本で目にする機会が多くなりそうだ。
だが、ラージョは後半71分にアルコルコンのFKから相手選手の頭で合わせられ2-3で敗れている。
ラージョ・バジェカーノのカンテラは昨シーズンU-19チームであるフベニールAが国内チャンピオンになる強豪。吉村は15歳からスペインに渡り練習生としてマドリーのチーム幾つかでプレーしてきたが、有名クラブへステップアップした初戦でいきなりアシストを決めて見せた。
次節は10日にホームでアトレティコ・ピントと戦う。