オーストラリア・Aリーグ公式サイトは「シドニーFCのグラハム・アーノルド監督が、水曜日の浦和レッズ戦に向けて語った」と報じた。

かつてベガルタ仙台で指揮を執った経験を持っているアーノルド監督。2014年からはシドニーを率いて、昨季はAリーグ準優勝に導いた。

攻撃の中心人物だったバーニー・イビニ・イセイとマーク・ヤンコの退団やアレックス・ブロスクの怪我で今季は調子を落とし、7位という結果でプレーオフ進出を逃している。

しかしその一方ACLでは好調で、これまで3勝1分けとグループ首位を守っている。水曜日にホームで迎える浦和レッズ戦に勝利すれば、決勝トーナメント進出を早くも決定させることが出来る状況だ。

先日キャプテンを務めるアレックス・ブロスクがインタビューで浦和レッズのことを語り、非常に高く評価していることを明かしていた。

そして、監督を務めているアーノルド氏も、試合前日のインタビューで「浦和レッズは日本のマンチェスター・ユナイテッドである」と話した。

グラハム・アーノルド

「(Aリーグが終わったね?)

これは気持ちを新たにさせてくれるね。2つ並行して進んできた大会が1つになる。

我々が持っていたスケジュールは、時間の使い方を複雑にさせていたからね。なぜなら、多くの遠征をして、多くの試合を戦わなければならなかったから。

したがって、これは我々にとっては休息できるという意味でありがたい。しかし、同時に試合感を失っていくがね」

【次ページ】「オーストラリアのほとんどの人が見たことのないシステム」