ディエゴ・シメオネ率いるアトレティコ・マドリーは、27日CLの準決勝1stレグでバイエルンと対戦。
19本ものシュートを打たれながらも鉄壁の守備でゴールを許さず、サウール・ニゲスがあげた得点を守り切って1-0で勝利した。
The goal from @saulniguez tonight makes him the highest scoring Spanish player in this season's #UCL. pic.twitter.com/afD415EOjX
— Champions League (@ChampionsLeague) 2016年4月27日
“要塞”と称されるビセンテ・カルデロンで、流石の強さを見せつけたアトレティコ・マドリー。
今季のCLはこれが11試合目であったが、これまでの失点数はわずかに4。CLのホームゲームでは過去20試合の前半で1失点しか喫しておらず、その守備力には驚くばかりだ。
優勝候補の筆頭であるバイエルンをも破ったそんなアトレティコだが、これで今季はバルセロナ、レアル・マドリー、バイエルンという3つの強豪全てから白星をあげたことになる。
【対バルセロナ】
アトレティコ・マドリー 1 - 2 バルセロナ(リーガ第3節)
バルセロナ 2 - 1 アトレティコ・マドリー(リーガ第22節)
バルセロナ 2 - 1 アトレティコ・マドリー(CL準々決勝1stレグ)
アトレティコ・マドリー 2 - 0 バルセロナ(CL準々決勝2ndレグ)
【対レアル・マドリー】
アトレティコ・マドリー 1 - 1 レアル・マドリー(リーガ第7節)
レアル・マドリー 0 - 1 アトレティコ・マドリー(リーガ第26節)
【対バイエルン】
アトレティコ・マドリー 1 - 0 バイエルン(CL準決勝1stレグ)
こちらがこの3チームに対する今季のアトレティコの成績だ。
バルセロナには4戦3敗とやや苦戦しているが、先日行われたCL準々決勝2ndレグでついに勝利を収め逆転で準決勝に駒を進めた。マドリー相手には今季2戦して無敗である。
バルセロナ、レアル・マドリー、バイエルンは、今世界で最も強い3チームといえるだろう。ここ5シーズンのCLでは、準決勝に勝ち進んだ20チームのうち実に13の枠がこの3クラブによって独占されている。
そうした3大クラブの全てから1シーズンで勝利を奪うことは、容易ではないはずだ。