ナイジェリアリーグの規定には、試合を開催しなかった場合の条項もある。それによれば、

『許容可能な理由なしに2試合連続の開催に失敗した場合、それ以降の試合は全てキャンセルとし、当該クラブはリーグから追放される』

『許容可能な理由なしにシーズンで累計3試合の開催に失敗した場合、それ以降の試合は全てキャンセルとし、当該クラブはリーグから追放される』

という文面があるという。

GIWA FCの行為は『許容可能な理由』という点以外では全てこの条項に合致している。今後の判断次第ではリーグから追放される可能性がある。

また、会長のクリス・ギワは、裁判所に現サッカー連盟会長のアマジュ・ピニック氏が当選した選挙の無効を訴えた人物であり、5月6日には連盟本部に侵入して自分が会長であるというアピールを行っている。

これらの件について、ナイジェリアサッカー連盟は『クリス・ギワ氏と理事会メンバーの4名を五年間の活動禁止処分にする』と発表している。

さらに、GIWA FCには3試合を開催できなかったことに対して、総額390万ナイラ(約213万円)という莫大な罰金が言い渡されている。

そして、このGIWA FCには数日前にも悲劇が起こっていた。

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