オランダ2部のVVVフェンロは、16日に行われた入れ替え戦の2回戦2ndレグでゴー・アヘッド・イーグルスと引き分け、2戦合計2-3で来シーズンの1部(エールディビジ)昇格を逃した。

今季のオランダは、1部の最下位と2部リーグの優勝チームだけが自動的に降格・昇格し、1部16、17位の2チームと、2部の2位以下8チーム(1部クラブのBチームは除く)、合計10チームによって入れ替え戦が行われる。

入れ替え戦は3回戦2ブロック制で、最後まで勝ち上がった2チームだけが来シーズンを1部で戦うことができる。

親日家のハイ・ベルデン会長の下、本田圭佑、吉田麻也、カレン・ロバート、大津祐樹を立て続けに獲得し、日本でもお馴染みの存在となったVVV。

現在も元日本代表の藤田俊哉氏が研修生として指導を学んでいるが、チームは2012-13ーズンに降格して以降、2部に甘んじている。今季は序盤こそ調子が上がらなかったものの、中盤に2位に浮上してからは優勝争いに加わる。しかし、勝ち点79で優勝した名門スパルタにあと一歩及ばず、勝ち点75の2位で入れ替え戦にまわることになった。

2回戦から登場のVVVは、2部5位のゴー・アヘッド・イーグルスと対戦する。

ゴー・アヘッドはリーグで獲得した勝ち点が61と、VVVが大きく上回っている相手だったが、敵地で行われた1stレグを試合終了間際のPKにより0-1と落とすと、この2ndレグでも12分で先制される苦しい展開に。その後、2ゴールをマークして逆転するが、プレーオフは「アウェイゴールルール」が適用されるため、もう1点が必要な状況であった。

しかし後半アディショナルタイム、前がかりになったところで…

このカウンターからランディ・ヴォルタースに決められジ・エンド。

VVVはカップ戦の怖さをまざまざと見せつけられ、来季も2部で戦うことになった。勝利したゴー・アヘッドは、同じく2回戦を勝ち上がったデフラーフスハプと1部昇格をかけて対戦する。

もし、VVVが1部に復帰となれば、再び日本人選手獲得の道も開けていたかもしれないだけに残念だ。

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