先週末に最終節を終えたイタリア・セリエA。南米や欧州の代表選手はこの後大陸選手権を控えており、さらにその次はオリンピックとなかなか忙しいスケジュールになっている。
ただ、それを前にして短い時間の中各国でツアーをしているクラブもある。ローマもその一つで、彼らはUAEのアブダビを訪れ、エジプトの名門アル・アハリと親善試合を行った。
マーケティング面でも大きな意味を持つ試合であり、ローマはこれに主力の選手を帯同させていた。スタメンにはエディン・ジェコ、フランチェスコ・トッティ、ムハンマド・サラー、ケヴィン・ストロートマン、ミラレム・ピャニッチなどの名前もあった。
当然ながら、ローマにとっては勝って当然、どれだけ盛り上げられるかという試合であったわけだが・・・
キックオフから13分が経ち、先制したのはアル・アハリだった。ガーナ代表FWのジョン・アントウィが完全フリーでシュートを放ち、ネットを揺らした。
ローマはその後ジェコ、サラーのゴールで逆転するも、再び2失点で試合をひっくり返されてしまう。
91分には途中出場のヴァンクールが同点ゴールを決め、なんとか面目を保ったかと思ったところが、その直後にまた失点。
最終的には4-3というスコアでアル・アハリが勝利を収め、守備のミスが相次いだローマはシーズンの最後で煮え切らない内容の試合をしてしまった形になった。
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