サッカー観戦のスタイルが変わるのだろうか。

Jリーグの放映権を獲得かと話題のパフォーム・グループ(Perform Group)が16日、新しいスポーツのライブストリーミングサービス『DAZN(ダ・ゾーン)』を、世界展開に先駆け2016年夏に日本でサービスを開始することを発表した。

スマートフォンの普及により「オンデマンド」形式の映像配信が広がりつつある昨今、家でテレビの前にいなくても、いつでも、どこでも試合を視聴できる魅力を多くの人が感じていることだろう。一方で、ことスポーツに関しては全世界の人が好むコンテンツであるにも関わらず、放映権などの問題から市場のニーズにマッチした形で提供されるサービスが限られていた。

今回発表された『DAZN』はそうした“壁”を壊す可能性がある。

パフォーム・グループは一般的にはそれほど知られていないが、最先端のデジタル技術を駆使した世界最大級のデジタル・スポーツコンテンツ&メディア企業だ。世界中で行われている250以上ものスポーツのリアルタイムデータと記事、さらには映像の調達や制作をし、主に企業に対して提供。サッカーではたとえばテレビなどで素材として使われるちょっとした記者会見映像が、実はパフォーム制作ということも多い。

お馴染みの『Goal.com』や『Opta』などに加え、他スポーツの身近なところではNBAや米プロゴルフツアーの日本公式サイトを運営。スポーツ系メディアのWebサイトでよく見られる『ePlayer』も彼らが展開しているものである。

そして今回、好きな時に、好きなスポーツコンテンツを、好きなだけ楽しむことができる新しいサービスとして『DAZN』を展開することを発表した。

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