EURO2016で儚くも散ったロシア代表。
初戦のイングランド戦では試合終了間際にヴァシリ・ベレズツキーが劇的な同点ゴールをあげたものの、その後はスロバキアとウェールズ相手に連敗。グループBで最下位に沈み、無念にも敗退が決まった。
大会終了後、CSKAモスクワとの兼任で監督を務めていたレオニド・スルツキーは辞意を表明している。ロシアサッカー連合としては、自国開催の2018年ワールドカップに向け新たな監督探しが始まった格好だ。
そんななか、新監督に就任するのではないかと目されているのがフース・ヒディンクだ。
Hiddink: ik wil de Russen best helpen https://t.co/pkusIfr72k
— NOS Voetbal (@NOSvoetbal) 2016年6月23日
2015-16シーズン、ジョゼ・モウリーニョを解任したチェルシーの暫定監督に就任していたヒディンク。現在はどのチームにも所属しておらず、連合はヒディンクを招聘したい構えであるようだ。
ヒディンクは2006年から2010年にかけてロシア代表を率いており、EURO2008ではベスト4に導いている。結局2010年ワールドカップに向けたプレーオフでスロベニアに敗れたことで、チームを離れていた。
今年11月には70歳を迎えるヒディンクだが、未だ指導者に対するモチベーションは枯れておらず、「私は今、チェルシーでの激しい仕事を終えたばかりだ。7月には休暇から戻り、またフットボールのことを考え始めるだろう」とコメント。
オランダ『NOS』によれば、「もしチームを助ける機会があれば、私はそうするだろう」とも話しているという。
ロシアとしては、2年後に控えた自国開催のワールドカップに向け最高の準備をしたいところ。誰を新しい指揮官に据えるのか注目である。