EURO2016で儚くも散ったロシア代表。

初戦のイングランド戦では試合終了間際にヴァシリ・ベレズツキーが劇的な同点ゴールをあげたものの、その後はスロバキアとウェールズ相手に連敗。グループBで最下位に沈み、無念にも敗退が決まった。

大会終了後、CSKAモスクワとの兼任で監督を務めていたレオニド・スルツキーは辞意を表明している。ロシアサッカー連合としては、自国開催の2018年ワールドカップに向け新たな監督探しが始まった格好だ。

そんななか、新監督に就任するのではないかと目されているのがフース・ヒディンクだ。

2015-16シーズン、ジョゼ・モウリーニョを解任したチェルシーの暫定監督に就任していたヒディンク。現在はどのチームにも所属しておらず、連合はヒディンクを招聘したい構えであるようだ。

ヒディンクは2006年から2010年にかけてロシア代表を率いており、EURO2008ではベスト4に導いている。結局2010年ワールドカップに向けたプレーオフでスロベニアに敗れたことで、チームを離れていた。

今年11月には70歳を迎えるヒディンクだが、未だ指導者に対するモチベーションは枯れておらず、「私は今、チェルシーでの激しい仕事を終えたばかりだ。7月には休暇から戻り、またフットボールのことを考え始めるだろう」とコメント。

オランダ『NOS』によれば、「もしチームを助ける機会があれば、私はそうするだろう」とも話しているという。

ロシアとしては、2年後に控えた自国開催のワールドカップに向け最高の準備をしたいところ。誰を新しい指揮官に据えるのか注目である。

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