ちなみに、この発音には人や媒体によって差がある。

前頁で説明したように、フランス語の実況やナレーションでは「パイェッツ」「パイェットゥ」が多い。特に代表よりリーグアンに近い局(BeINやCanal+)がそうしている印象だ。

かつて、サンテティエンヌは公式ビデオを有料で配信していた(ASSE.tv。余談だが配信最後の年はお金を払ってもURLを手打ちしないと見られないという詐欺まがいの状況だった。果たして世界で僕以外に契約していた人がいるのだろうか・・・)。

その際にも編集部Kは加入していたが、そこでも呼び方は「パイェットゥ」だったはずだと記憶している。

BeIN(DIMITRI PAYET, RETOUR EN GRÂCE)の映像を見てみよう。1:14〜、あるいは1:43〜あたりだ。

一方、ディディエ・デシャン監督や代表に近い局は「パイェ」なのだ。ちょっとビデオを見てみよう。

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日本代表監督のハリルホジッチ氏、そしてフローラン・ダバディ氏は「パイェット」と言っていたと編集部Oからの証言もある。ちなみに、Payet本人の発音は「かなり微妙だがッは言ってる感がある」だそうだ。

フランス語のetは基本的にリエゾン(後ろの言葉と連結)しないはずなので、その聞き間違いという可能性は低い。

正直なところ、こちらもフランス語のネイティブではないため、どう説明していいものやらよくわからなかったのである。

パイェットへの変更から8年、思わぬところから助け舟が!

ところがだ。6月7日に発行されたUEFA公式サイトによる発音ガイドにて、ようやくその真相が明かされたのだ!

  • 「Dimitri Payet's surname sounds like 'pie-ette' – equivalent to the sound of Liam Gallagher from Oasis saying "I ate".」
  • 「Dimitri Payet – Di-mi-tree Pie-ette」

・・・まあ、残念ながら、理由は書かれていなかったのだが・・・そこが知りたかったのに。結局記事タイトルの答えにはならないじゃないか!どうしてくれるんだ!

編集部Kは出身地レユニオンのクレオールか何かではないかと思っているのだがどうなのだろうか?

ともかく、やはりDimitri Payetは基本的にパイェット、パイェットゥ、パイェッツが正解と考えて間違いはなさそうだ。ということで、実際に耳にしたものを信じて8年ブレなかったQolyを各方今後ともよろしくお願いします。

ついでに言えばMathias Autret(現RCランス)も実況ではオートレットゥになったりオートレッになったりオートレだったりしてとてもややこしいのだが、理由をご存じの方がいればぜひお教え願いたいところである。

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