先週末に行われたJ2第20節のセレッソ大阪対東京ヴェルデイ戦。

試合はリカルド・サントスのゴールでホームのセレッソが1-0と勝利したのだが、このゲームに人一倍高いモチベーションで臨んでいたのが杉本健勇だ。

セレッソ大阪のアカデミー出身で、2011年にトップチームデビューを果たした杉本。

しかし、2012年には出場機会を求めて東京ヴェルディへと期限付き移籍していた過去がある。J2ながら18試合に出場し5得点をあげた杉本は見事ロンドン五輪のメンバー入りを果たしたのだ。

結局杉本はこの年の7月にセレッソへと復帰するのだが、ヴェルディでのラストマッチとなったガイナーレ鳥取戦後、壮行セレモニーで「ヴェルディが大好き」という言葉を残し涙していた。杉本にとってヴェルディは、それだけ大きな存在であったのだ。

そうしたチームを対戦相手に迎え、この日の杉本は燃えていた。

試合終盤には守備に奔走し、相手のクロスボールを弾き返した。

本人が「特別な試合」と語るように、気持ちのこもったプレーを見せチームの勝利に貢献したのだった。

そんな杉本は試合後、東京ヴェルディのある選手とユニフォーム交換をしたようだ。

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