EURO2016、ドイツはイタリアをPK戦の末に下して準決勝進出を決めた。
9人ずつが蹴り合う展開となったPK戦では、名手トーマス・ミュラーがまさかの失敗に終わっている。
いつも通り足元のボールをまったく見ずに、GKだけを見ていたミュラー。だが、コースも甘くジャンルイージ・ブッフォンにストップされてしまった。
そのミュラーは、PKについて再修業すると述べたという。『ESPN』が伝えている。
トーマス・ミュラー(ドイツ代表FW)
「今後2週間は、どんなPKも蹴らないだろうね。
自分のテクニックを磨くよ。1か月、いや多分2か月で強くなって戻ってくる。
(それまでは)他の選手に譲ることになるだろう」
PKマスターとして知られる彼だが、昨季バイエルンでは12本中4本を失敗していたそう。自分のPK技術を見つめ直すと述べたそうだが、それでも必要に迫られれば…とも語っていた。
「もし再びPK戦になり誰かが必要とされるなら、自分も蹴るだろう。
でも、自分に無理強いはしないさ」
大会前には得点王の候補にも挙げられていたミュラーだが、5試合を終えてゴールなし。それでも、諦めるつもりはないようだ。
「再トライするさ。(ゴールは)来るときには来る」
「もし自分のゴールなしでドイツが優勝したら、僕はメディアの最高評価は得られないかもしれない。でもそれでも、僕はトロフィーを持ちかえるさ」