EURO2016、ポルトガルを初優勝に導くゴールを決めて一躍時の人となったFWエデル。

ギニアビサウの出身で児童養護施設で育った経験を持つ苦労人である彼について、当サイトでは詳しく紹介した。

その彼の少年時代の話題について、『jn』が伝えている。

それによれば、エデルが13歳の時にADCアデミアというクラブが関心を示し、そこからキャリアが切り開かれることになったそう。

ただ、当時の彼は控えめで痩せており、そこでADCアデミアのファンだった肉屋のマヌエウさんがある約束を持ちかけた。

「君がゴールを決めたら、チョップ(あばら骨のついた肉)をあげるよ」

その結果、エデルは36ゴールを決め、3ダースものチョップを手にすることに。シーズン終了後、マヌエウさんが肉を持ち帰りたいかと尋ねるとエデル少年はこう答えたんだとか。

「いいえ、自分がゴールを決めるのを助けてくれたチームメイトたちと食べます」

一人占めすることなくチームメイトと分け合うと答えたそう。14歳の少年が見せた謙虚さとチームスピリットにマヌエルさんは泣きそうになったという。

そして、2人は年齢を超えた友人となり、その後もマヌエルさんはエデルのサポートを続けた。なんでも腕時計をあげたり、家賃を支払ったりもしていたそう。

その後、アカデミカ・コインブラに引き抜かれた後も周りの暖かい援助があったそうで、彼にとってクラブが第2の家族になったという。

周りに支えられフットボーラーとして成長していったエデル。だが、皆同様に彼は謙虚だったと口にしており、その努力がああいう形で結実したとも言えそうだ。