『ESPN』は「フランス・リーグアンのリヨンは、中国企業から1億ユーロ(およそ113.1億円)の投資を受ける」と報じた。

現在のサッカー界で大きな影響力を与えている中東やアジア方面の投資。フランスでもそれは同じである。

パリ・サンジェルマンはカタールの政府系ファンドQSIが株式を獲得して巨額の投資を行っており、リーグを席巻している。

その一方、モナコにはロシアの富豪ドミトリー・リボロフレフ氏がオーナーとなっており、ルーブル危機で後退はしたものの、チームは確実に強化されてきた。

それに続き、今度はリヨンにアジア方面の投資があるようだ。その相手は中国のベンチャーファンド『IDG Capital Partners』であるとのこと。

1993年に発足したこの会社は中国方面での投資活動を活発に行っているベンチャーキャピタル。

リヨンは12日に公式サイトで『IDG』との交渉を行っていることを発表。20%の株式を売却する代わりに、1億ユーロの投資を受けるという交渉が進んでいることが明かされた。

これによって、中国にはリヨンのプロモーションを担当する合弁会社が設立され、よりマーケティング面の強化も図られるという。

近年新スタジアムの建設などで経済的にダメージを受けてきたリヨンであるが、中国の投資によってフランスのトップレベルに戻ることができるのだろうか? この1〜2年は注目に値するものになりそうだ。

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