26日に行われたUEFA女子チャンピオンズリーグ決勝は、オリンピック・リヨンがヴォルフスブルクをPK戦の末に下し、4年ぶり3度目の優勝を飾った。

国内リーグ10連覇のリヨンに対し、ヴォルフスブルクも2012-13、2013-14と女子CLを連覇した強豪。イタリアのレッジョ・エミリアにあるマペイ・スタジアムで行われた注目の決勝戦は、リヨンが12分にアダ・ヘガーベリのゴールで先制する。

しかし、そのまま1-0で決まるかと思われた88分、アレクサンドラ・ポップの豪快なヘディング弾が決まり試合は延長戦へ。結局そこでも決着がつかず、勝負はPK戦へ委ねられることになった。

リヨンは1人目のヘガーベリがいきなり失敗してしまうが、ヴォルフスブルクも3人成功した後の4人目、5人目が立て続けに失敗。決めれば優勝という場面で登場したのが、この試合先発フル出場していた日本代表の熊谷紗希だった。

ゆっくりとした助走から鮮やかにGKの逆を突いた熊谷。5人目のキッカーとしての大役を果たし、自らの足で自身初の欧州王者を決めた。

それにしても、「熊谷のPKで優勝」といえばやはり、あのシーンが思い出される。

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