『AS』は「フランス・リーグアンのレンヌは、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールの獲得を断念した」と報じた。
15歳でノルウェー代表にデビューを果たし、世界屈指の「神童」として大きな話題を集めたマルティン・ウーデゴール。
多くのビッグクラブが関心を寄せる中、彼を射止めたのはレアル・マドリーであった。16歳になった昨年、ウーデゴールはスペインに渡っている。
しかしトップチームでは出番が与えられずリザーブに送られ、そこでも継続的には活躍を見せられず。カルロ・アンチェロッティ元監督には「私が求めた選手ではなかった」と自伝に書かれるなど、苦しい状況に陥った。
今夏のプレシーズンではいくつかの出場機会を獲得することに成功したものの、今季もトップチームで使われる可能性は高くはない。
彼には先日からレンヌが獲得に向かっていると言われており、悩める神童にとっては転機になるかもしれないと考えられていた。ところが、その移籍話は破談になったという。
その理由は、年齢だ。FIFAは18歳までサッカーを目的とした国際移籍を原則的に禁止している。
ウーデゴールは16歳でレアル・マドリーに入団した。その際には父親がコーチングスタッフの一員になっており、名目上はサッカー目的ではない。
しかし彼はまだ17歳であるため、現状サッカー目的で国境を渡った場合レンタルであってもルールに抵触する可能性があるのだ。
もちろん認められる可能性もあるが、レンヌはこれにリスクを負いたくないと考えており、この移籍については断念したという。これはレンヌのディレクターである元フランス代表DFミカエル・シルヴェストルがラジオで自ら明かしている。