先週末に行われたJ2第30節のツエーゲン金沢対セレッソ大阪戦。
試合は丸橋祐介の見事な一撃もあり、セレッソ大阪がアウェイで1-3と勝利を収めた。
3週間のミニブレイク前ということで、両チームとしては少しでもいい形で試合を締めくくりたかったはず。
しかし下位に低迷する金沢は、最後の最後であっさりとセレッソに得点を許してしまう。
1-2とセレッソがリードして迎えた後半アディショナルタイム、セレッソはDF山下達也が前線にパス。するとこれがいとも簡単に杉本健勇に通ってしまう。
最終ラインを高く保っていた金沢であったがラインに綻びがあり、杉本が上手く抜けだしたのだ。
するとこれを見て金沢GK原田欽庸が慌てて飛び出してきたのだが、時すでに遅し…。今季好調の杉本は冷静に原田をかわし、ダメ押しとなる3点目をゲットした。
金沢としては直前に水永翔馬が1点を返していたため、やや前がかりになったところを狙われた感じだ。ただ、山下のパスにはそこまでスピードがなかっただけに、最終ラインとGKでもうちょっとなんとか出来たはずである。裏を取られながらもゆっくりと戻っているDFの動きも少し気になる。
試合に敗れた金沢は順位を一つ落とし、降格圏内となる最下位に沈んでいる。