22日に『France Football』が報じたマルセイユの買収報道は大きなニュースになった。

現在オーナーを務めているマルガリータ・ルイ=ドレイフュスは以前からクラブの売却に動いていることが知られており、マルセイユも現状では継続的な資金難に悩まされている。

そして月曜日、『France Football』は「ルクセンブルク出身の実業家ジェラール・ロペスがマルセイユの株式を購入することが決まった」というレポートを掲載した。

ジェラール・ロペスは1971年生まれの実業家。アメリカのマイアミ大学で経営情報システムを修めた後、IT関連企業からビジネスをスタートさせた人物だ。

その後リース会社、不動産投資などで一財を築き、さらに初期のSkypeに投資するなどしてその資産を大きなものとした。

スポーツ分野にも大きな投資を行っており、10代の頃にプレーしていたフォラ・エシュ(ルクセンブルク一部)のディレクターを務めるほか、レースの分野で存在感を発揮している。

グラヴィティ・レーシング・インターナショナルというチームで耐久レースに参加していたほか、2014年にはロータスF1チームの代表にも就任していた。2015年にチームは経営難で消滅しているが、この際には6800万ユーロ(およそ76億円)もの損失を出したという。

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