『Ghanasoccernet』は「ガーナのスポーツ大臣を務めているニー・ランティ・ヴァンダープイェ氏は、代表チームへの表敬訪問を断られた」と報じた。

3日にルワンダとのアフリカネイションズカップ予選を戦い、1-1の引き分けに終わったガーナ代表。

すでに突破を決めているガーナとしては、この試合は予選の結果としては完全に意味のないものであったが、今後の本大会、そしてワールドカップ予選に向けての準備としては貴重な機会だった。

そこでアヴラム・グラント監督はほぼフルメンバーをここで選出し、23名のうち21名が国外でプレーする選手になっていた。

ところが、ガーナのスポーツ省、ならびにスポーツ大臣を務めているニー・ランティ・ヴァンダープイェ氏は「この試合に国外組の選手は必要ない」としてメンバー変更を要請するとともに、航空券の発行を取りやめるという手段に出たのだ。

当然アヴラム・グラント監督はそれを拒否し、選手は急遽自腹で航空券を手配。払えない者には怪我で休んでいるアンドレ・アユーが資金を提供し、なんとかメンバーが集まる形になった。

そしてチームは金曜夜に試合前最後の練習を行ったのだが、なんとそこにニー・ランティ・ヴァンダープイェ大臣が「激励のため」表敬訪問を打診したのだという。

これまでモーリシャス戦、モザンビーク戦、コモロ戦でもやったことではあるが、あまりのタイミングに代表チームは当然ながらそれを拒否したとのこと。

ガーナではこれまで大臣が表敬訪問を断られることはなかったとのことで、歴史上初めての事態なのだそうだ。

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