『Ghanasoccernet』は「ガーナ代表のアヴラム・グラント監督は、政府によるメンバー選考への干渉を皮肉った」と報じた。
今回のインターナショナルマッチデーウィークにおいて、ルワンダとのアフリカネイションズカップ予選、ロシアとの親善試合を控えているガーナ代表。
しかし予選の方はすでに突破を決めていることもあり、消化試合である。
そこでガーナのスポーツ省は「国外組の選手は必要ない」と判断し、代表チームにメンバー変更を要求したうえ、選手の航空券を発行しなかったのである。
[Qoly] 異例の対立…政府が代表メンバーの変更を要求、監督は断固拒否! https://t.co/fX2FevvZXn
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年8月30日
この理由はスポーツ大臣ニー・ランティ・ヴァンダープイェ氏とサッカー協会会長クウェシ・ニャンタキー氏との個人的な確執も影響していると言われたが、先日の代表キャンプで彼らは歓談していたとのこと。
理由はともかく航空券が発行されなかったことは事実であり、選手は自ら移動費を支払ってガーナでのキャンプに合流することになった。支払えなかった者にはあのアンドレ・アユーが資金を提供したという。
ガーナもナイジェリアと同じく…A・アユーが自腹で代表の航空券を提供! https://t.co/5A5r9GGSO4 pic.twitter.com/mlhtTG8ld2
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年8月31日
このような厳しい状況で試合を迎えることになったアヴラム・グラント氏は会見で以下のように話し、直接の批判は避けながらも、皆がサッカーに集中しなければならないと語った。
アヴラム・グラント(ガーナ代表監督)
「昨年のアフリカネイションズカップではそうだった。選手はすべてを賭けて戦った。私も出来るだけのことをした。素晴らしいスタッフがいて、政府も含めたみんながサッカーに集中していたのだ。
何を必要としているかといえば、それだ。すぐに選手たちはチケットの金額を支払った。誰かが監督になりたいなら、私は選手になるだろうね」