昨年11月、日本人の八橋健一氏がガーナ・プレミアリーグの名門ハーツ・オブ・オークの監督に就任したというニュースは大きな話題になった。
一時は首位を走るなど上位をキープし、その後2位に転落はしたものの好調のワ・オール・スターズに肉薄し、優勝の可能性を残していた。
ところが、6月20日に八橋健一氏の契約は両者合意のもとで解除されるに至った。それはコーチングコース参加をめぐるスケジュールの問題があり、クラブがオプションを行使したという形だったという。
[Qoly] 八橋健一監督、ガーナ名門を退任 https://t.co/eLzbIG30sX
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年6月21日
その後を継いだのは、ユースのコーチとして雇われたばかりだったポルトガル人指導者セルジオ・トラギウ氏だった。
彼は八橋健一氏よりも随分大きな給与で雇われていたため、すでに最初から監督就任が既定事項だったとも言われている。
「ガーナのティキ・タカ(バルセロナのパスサッカー)を見せる」と意気込んでいたトラギウ氏であるが、その後成績は低迷。7月24日のアサンテ・コトコ戦以降は7試合で5分け2敗と勝点を伸ばせず、順位も4番手に落ちた。
[Qoly] ガーナの自称「新しいモウリーニョ」、豪快すぎる朝令暮改が話題に https://t.co/lKNeq43Z75
— Qoly.jp(コリー) (@Qoly_jp) 2016年7月4日
そこでクラブはのこり3試合という段階でセルジオ・トラギウ氏の解任、そしてアシスタントの元ガーナ代表FWヤウ・プレコの昇格を決定したのだ。
もともと八橋健一監督はサポーターの支持を受けており、そしてスタジアムの観客数も記録的になっていた。そのためその解任自体がそれほどファンから賛成されておらず、セルジオ・トラギウ氏はメディアに対して「不公平な扱いを受けた」と不平を述べている。
そして31日、『Ghanasoccernet』が報じたのは「八橋健一監督が戻ってくるかもしれない」という噂だ。
Ex-Hearts coach Kenichi Yatsuhasi hints he could return to club https://t.co/qIfIkMeD4A pic.twitter.com/cDfc7KsKjV
— Ghanasoccernet.com (@Ghanasoccernet) 2016年8月31日
現在日本で休暇を過ごしている八橋健一氏。2009年以降リーグタイトルから遠ざかっているハーツに電撃的な復帰をする可能性があるのだろうか?