2人の戦術、マンマネージメントについて
「2人のゲームへのアプローチは違う。
ペップはGKやCBなど後方から試合をビルドアップすることに時間を掛けるのを好んでいる。スペースがどこにあるのかや、どこでアドバンテージが進んでいるのかを十分理解させることも。
彼はそういったことに多くの時間を費やす。
2人はともにポジションについて注力していた。
ペップの場合はより戦術に費やしていたかもね。ジョゼの場合は、数は少ないけどとてもはっきりとしたコンセプトがあるかもしれない。
彼らはシンプルでありつつ効果的だったかもね。
パーソナリティとしては、2人にはかなりの類似性がある。
2人とも選手ととてもよく接していたし、面と向かって抱擁もする。
彼らは(選手たちに)チームの一員になることと、コミットすることを望んでいる。選手がコミットした時、彼らはチームのために戦うんだ。
2人とも自分たちが持っている選手たちに適応していく。
ジョゼのもとにいた時、僕の通常のポジションは2人のセンターハーフのうちのひとりだった。
ペップのもとでは、より(ポジションが)深いMFだった。フェルナンジーニョがシティでやっているように、時に(CBの間に)落ちてくる必要がある。
たいがいペップのチームは小さなスペースで攻めようとするし、大きなスペースで守ろうとする。
それはフットボールの難しい部分でもある。
ペップは攻撃にだけ注力していると人々は考えがちだけど、それは逆だよと言いたい。彼はより守備について考察している。
セルヒオ・アグエロが走って戻ったり、ダビド・シルバがプレスをする場面を目にした。
彼がシティのメンタリティとインテンシティを変化させているところなのは間違いない。攻守において彼らが得ているインテンシティが大事なんだ」
アロンソが教える!「モウリーニョとペップの戦術論」が面白い
Text by 井上大輔(編集部)
神奈川県出身。もともとは野球小僧だったが、1998年W杯をきっかけにサッカーにも熱中。ウイイレなどのサッカーゲームにも、ドはまりした。好きなリーグはよく見ていたリーガ・エスパニョーラ。
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