絶好調の杉本健勇を欠くセレッソ大阪。
順位こそJ2で3位につけているが、4位ファジアーノ岡山とは勝ち点1差、5位清水エスパルスとは3差となっており、仮に1試合でも取りこぼせば順位を一気に下げるという状況だ。
そんなC大阪は先週末、ホームでV・ファーレン長崎と対戦。
2-0と勝利したのだが、その先制点は頭脳的なプレーから生まれている。
56分、山村和也のクロスを酒本憲幸が落とすと、ペナルティエリアの少し手前でソウザがフリーキックを獲得。
すると山口蛍が忍び足でボールに近づき…
玉田圭司とアイコンタクト!
玉田は背後のスペースを確認しており、そのまま前方に抜けられるようさりげなく体勢を変えた。
もちろん玉田のことを見ていた山口は素早いリスタートでパスを送り、これが長崎守備陣の隙を突き見事ゴールとなった。
頭を使ったプレーで先制に成功したC大阪。
このシーンについて玉田は「蛍が狙っていたので、パスが来そうな感じはしましたね。ボールを受けてから考える余裕はなかったけど、GKがどこにいるのかは見えていたので、狙ったところに決めることができたと思います」とコメント。
今季は出場機会が減少しこれが18試合目にしてリーグ戦での初ゴールとなったのだが、そのことについては「あまり過去は振り返らずにやりたいと思います(笑)」と話している。
結局試合は澤上竜二のゴールもあり、C大阪が2-0と勝利。
しかし3位の岡山、4位の清水ともに勝利したことで下位チームとの勝ち点差を広げられず。また、2位につける松本山雅と首位を走る北海道コンサドーレ札幌もそれぞれ勝利したため、上位チームとの勝ち点差も縮まらなかった。