プレミアリーグ王者としてUEFAチャンピオンズリーグに初参戦したレスターは、敵地でクルブ・ブルッヘと対戦。歴史的な初戦を3-0という勝利で飾った。
Leicester are only the third English club to win their first-ever #UCL match 👏 pic.twitter.com/URoq2juk8f
— Champions League (@ChampionsLeague) September 14, 2016
ただ、日本代表FW岡崎慎司は残念ながらベンチ外。先発に選ばれたのは新戦力FWイスラム・スリマニで、岡崎は現地入りはしていたもののメンバー外となってしまった。
クラウディオ・ラニエリ監督は試合前の13日に、岡崎について言及していた。『leicester mercury』がその内容を伝えている。
クラウディオ・ラニエリ(レスター監督)
「この練習が終わるまで待ちたい。そして、今夜(メンバーを)決める。
シンジは常に私に100パーセントを捧げてくれる。
あまりいいプレーでなかったとしても100パーセントを出し切る。私はそういう選手が大好きだ。
彼はあらゆる点で我々にとって大事な選手だ。守備、攻撃、チームメイトのカバー、彼自身の得点。
彼はとても大事だ」
岡崎の存在は非常に重要と強調しており、先発メンバーの選択に悩んでいたことが窺える。
一方、この日先発起用されたスリマニはスポルティング・リスボンから3000万ポンド(40億円)で引き抜いた期待の大型FWだ。アルジェリア代表の試合もあったことから、レスターではまだ2回しか練習ができていなかったという。それでも、この試合で起用したいという意向があったようだ。
クラウディオ・ラニエリ(レスター監督)
「彼は準備ができている。だが、誰をスタメンにするかは今日(試合前日)決めるだろう。
そのため決断は最後に下したい。彼を最初から起用することもできるかもしれないし、少し疲れたなと思ったら交代もできる。
もしくは私とともにベンチに座り、彼が必要になった時に投入することもできるかもしれない。
自分がしたいことを私はしっかり理解する必要がある」
こう述べていたラニエリ。相手との力関係なども考慮して岡崎ではなくスリマニを選んだようだ。ラニエリとしては岡崎の実力は十分に分かっているほか、このタイミングでスリマニを使っておきたかったのもあるだろう。
なお、190cm近い長身を誇るスリマニだが、フィジカルと高さだけの電柱系FWではなく、パスの出し手にもなれる選手だ。
結局、ブルッヘ戦ではヴァーディとスリマニが先発し、ウジョアとムサがベンチに控える形に。そして、62分にスリマニ⇔ウジョア、70分にヴァーディ⇔ムサという交代が行われている。