スウェーデンのソルナを本拠地とするAIK。総合スポーツクラブとして創設されたチームであり、フットボール部門が設立されたのは1896年。実に120年もの歴史を持つクラブである。
そのAIKがこのほど行われたイェフレ戦で素敵な試みを行っていた。ホームのフレンズ・アレーナに選手が入場する場面で…。
普段なら選手をエスコートするのは幼い子供たちのはず。だが、この日はお年を召した方々が選手たちを引き連れていたのだ。
この方達は存命であるクラブ最古のメンバー(サポーター)!『Aftonbladet』によれば、AIKが招待していたそうで、500人ほどがスタジアムに来場。そのなかから選ばれた方々が、エスコート役としてピッチに登場したようだ。
先頭にいたのは、UEFAの元会長でAIKの名誉会長でもあるレナート・ヨハンソン氏。御年87歳だが、なんとこのなかでは最年少だったとか!一方、最年長だったのは、96歳のオケさん。
今回の試みについて「素晴らしいと思う!素敵な振る舞いさ。そうさ感動した」と語っていたというオケさんは1936年からのAIKのメンバーだそう。つまり、サポーター歴80年!いやはや恐れ入りました…。
サポーターを大切に思うクラブの姿勢が伝わってくるような素敵な試みであった。なお、AIKは1-0でこの一戦に勝利し、記念の試合を白星で飾っている。