開幕から2試合を終え、清武はワールドカップのアジア最終予選に参加するため、チームを離れ日本代表に合流。初戦のUAE戦に出場したが、1-2で敗れた。「危機感がなかったわけではないが、負けて危機感が出てきたのも事実。僕は出ていないが、2戦目のタイ戦は2-0で勝ったが、どの相手も簡単ではないと改めて感じた2試合だった。それでもワールドカップには、絶対行かなければならない。10月も11月も大事になってくる」。

ハノーファーに比べ、セビージャから日本への移動は不便だ。身体への負担も大きくなる。うまく日にちが合わないと、2回も飛行機を乗り換えるときもあるそうだ。それでも清武は、「チャンピオンズリーグもあり、試合数が増えていくが、それでも代表には行きたい。忙しいことは光栄で幸せなこと」と語る。

ワールドカップ予選から戻ったあと、疲労や戦術的な理由で、清武はリーガ第3節とCLユヴェントス戦に出場しなかった。しかし、清武がクラブから大きな期待をかけられていることには変わりなく、第4節のエイバル戦では、乾とのリーガ史上初の日本人対決こそ惜しくも実現しなかったが、清武はスタメン出場。先制点をアシストするなど攻守に渡って存在感を示した。

そして休むまもなく、本日20日、地元のライバルクラブであるベティスとのセビージャ・ダービーを迎える。「この前、ご飯を食べに行ったら『俺はベティスのサポーターだよ』と声を掛けられたのですが、その人は意外に優しかった(笑)。ダービーで僕たちが勝ったら、試合後にどうなるかわからないですけど…。凄く熱いダービーだと聞いているので本当楽しみ」。

セビージャvsベティス、最も“荒れる”と言われるダービーに立ち向かう清武。試合は日本時間の21日(水) 5:00から、日本では「WOWOWライブ」などで放送される。

なお、翌日には優勝候補同士のビッグマッチ、バルセロナvsアトレティコ・マドリーという注目の一戦も行われる。

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