『Independent』は「イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティは、今後FIFAから補強禁止処分を受ける可能性がある」と報じた。
この数年で大きなファクトに発展しつつある若年層の国際移籍問題は、世界最高の大会と言われるプレミアリーグにも波及してきたようだ。
一昨年にはバルセロナが該当の問題に直面し、2回のマーケットにおける新規選手の登録を禁止されることになった。
現在はレアル・マドリーとアトレティコ・マドリーがその処分を受けており、その妥当性を巡って国際スポーツ裁判所に判断を委ねている最中である。
Sama seperti Lorenzo Gonzales, kemungkinan Benjamin Garré akan masuk kedalam skuad City U18. pic.twitter.com/9VIq03x7pr
— MCSC Indonesia (@INA_Citizens) 2016年7月10日
該当の選手というのは、今年7月にマンチェスター・シティへ入団した16歳のアルゼンチン人選手ベンハミン・ガレ。彼はマンチェスター・ユナイテッドへの練習参加も経験した期待の若手であり、イタリアのパスポートを持っている。
訴えを起こしているのはガレの前所属クラブであるベレス・サルスフィエルドで、彼らの主張としては「15歳の段階で獲得に向けた接触を行っていた」とのこと。
シティは今年6月、ガレの獲得の条件として、ベレスに対し「プロデビューで最大105万ユーロ(およそ1.2億円)、出場数で最大5万ユーロ(およそ568万円)」の提示を行っていたという。つまりそれは「サッカーを目的とした移籍」であるという主張だ。シティ側は当然これについては否定しており、今後問題に対処していくことを表明した。
ベレスはこれらの問題をFIFA、並びに国際スポーツ裁判所に訴える意向を示しており、今後どのような動きに繋がっていくのかが注目される。