昨季のプレミアリーグで驚きの優勝を遂げたレスター。今季はやや苦しんでいるが、UEFAチャンピオンズリーグではグループステージ2連勝となった。

第1節でクラブ・ブルージュを撃破したのに続き、第2節ではポルトを1-0で下したのだ。

値千金の決勝点を決めたのは、アルジェリア代表FWイスラム・スリマニ。今季スポルティング・リスボンからやってきた長身FWは新天地でもゴールを量産し始めており、レギュラーの座を掴みつつある。

そのスリマニについて、ポルトGKイケル・カシージャスはお手上げだったようだ。『abola』がそのコメントを伝えている。

イケル・カシージャス(ポルトGK)

「我々はスポルティングでも苦しめられたし、今度はレスターでもやられた。

これ以上スリマニのゴールに苦しまないことを願うよ」

またヤツにやられたと語ったカシージャス。

それもそのはず、スリマニはスポルティング時代からポルトを“カモ”にしてきた。今年に入ってからポルトと4度対決し、全ての試合で得点するなど計6ゴールも奪っているのだ。その4試合がこちら。

2016年1月3日 スポルティング 2-0 ポルト:スリマニ2得点

2016年5月1日 ポルト 1-3 スポルティング:スリマニ2得点

2016年8月29日 スポルティング 2-1 ポルト:スリマニ1得点

2016年9月28日 レスター 1-0 ポルト:スリマニ1得点

この4戦に全敗しているポルト。その全ての試合でカシージャスはゴールを守っている。もう勘弁してくれ…と思っていても不思議ではないだろう。

ちなみに、スリマニはキャリア通算でもポルト戦9試合で7得点を叩き出しているそうで、天敵と“カモ”と呼べる間柄のようだ。そして、この相性の良さはラニエリ監督も知っていたそう。

クラウディオ・ラニエリ(レスター監督)

「スリマニに全幅の信頼を寄せていた。彼がスポルティング・リスボンの選手だった時、ポルト相手によくゴールしていたからね。

リヤド(マフレズ)とイスラム(スリマニ)にこう告げたんだよ。『カモン、ガイズ。今夜いいことをやってくれ』ってね。

彼らはパス(アシスト)とゴールを生み出してくれた」

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