かつてACLの決勝でもプレーしたシリア人の元選手が、拷問を受けて死亡したと伝えられている。シリア向けにニュースを配信するUAEの衛星放送『Orient News』などが報じている。
Former captain of Syria's football (soccer) team Jihad Qassab, from Homs, tortured to death after 2 years of detention by Assad regime. pic.twitter.com/GeOz4k8ssT
— هادي العبدالله Hadi (@HadiAlabdallah) 2016年9月30日
ホムスに本拠地を置くアル・カラーマにかつて所属していたジェハド・カッサーブは、アサド政権によって2年間拘留された後、セドナヤにある軍事刑務所で拷問を受けて死亡したという。
この情報は刑務所内から『Syria Live Network』に伝えられたものだそう。
「看守が年配の抑留者のひとりを侮辱することをジェハドは許さなかった。そのため、彼は1週間以上に渡って暴行を受けた。
その事件の後、カッサーブは単なる暴動ではなく、殺人と政権当局から盗みを働いた罪に問われた。
そして、カッサーブはセドナヤにある軍事刑務所に移送された」
2014年頃に当局に拘束されたと見られる彼はアル・カラーマの主力のひとりだったそう。同クラブは2006年のAFCチャンピオンズリーグで準優勝しており、全北現代モータースとの決勝戦に彼はDFとして1st&2ndレグともに先発出場している。
ジェハド・カッサーブは1975年生まれの41歳。3人のお子さんがいたそうだ。