2010年ワールドカップではドイツ代表メンバーに選ばれ、2006-07シーズンにはアルミン・フェー監督の下、シュトゥットガルトでブンデスリーガ制覇を経験したFWカカウ。
2014年から2015年にかけてはセレッソ大阪でもプレーしたが、このほど現役引退を決意したようだ。
ドイツ『BILD』が伝えている。
Karriere-Ende! - #Cacau wird jetzt Student https://t.co/BQfDSB6iGj #VfB
— BILD VfB Stuttgart (@BILD_VfB) 2016年10月11日
ジェロニモ・バレート・クラウデミール、通称カカウは1981年3月27日生まれの35歳。
身体能力や意外性のあるテクニック、ゴール前での落ち着きなどを兼ね備える一流のアタッカーでありながら、チームのために身を粉にして戦うハードワーカーだ。そのプレースタイルは、ブラジル出身であることから「ドイツ人よりもドイツ人らしい」と形容された。
そんなカカウは2015年にセレッソ大阪を退団し、「難しい状況にあるチームを助けるため」という男前な理由から3部リーグに在籍するシュトゥットガルトⅡに復帰。昨シーズンは9試合に出場し、3ゴールをあげていた。
この夏にはチームを離れておりフリーの状態が続いていたのだが、『BILD』に対して現役引退の意向を話したという。
カカウによれば、この夏下部リーグのクラブや海外のチームからオファーがあったのだが、家族とともに過ごすことを選択したそう。
今後は指導者ライセンスの講習を受けることになっているようだ。