『Daily Post』は「シューティング・スターズのDFイズ・ジョセフを射殺した軍の説明に対し、市民団体が反発している」と報じた。
先日ナイジェリアのサッカー界では悲劇的な事件が発生した。プレミアリーグの中堅クラブであるシューティング・スターズのDFイズ・ジョセフが、故郷の街で軍の兵士に射殺されたのだ。
シューティング・スターズのDF、射殺される https://t.co/39zdLQV4Uz
— Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2016年10月18日
報道によれば、イズ・ジョセフは入浴のために外出していたところ、市場を襲撃した武装集団への報復攻撃で誤射されたということだった。
しかし、その後ナイジェリア軍の司令官であるハミス・ハッサン氏は以下のように説明し、イズ・ジョセフの殺害に問題はなかったと主張したのである。
「イズ・ジョセフはカルト信者が集まる施設に滞在しており、軍将校にはそのような人物を殺害する権利が与えられている」
それに対して、今度はナイジェリアの市民団体であるイジャー青年協議会が反発。そもそも現場になった街にそんな宗教施設は存在しないと語った。
「まるで傷口に塩を塗りこむようだ。軍隊はイズ・ジョセフを殺したことを認めながらも、家族に対しての謝罪すらしていない。
ハッサン将軍の声明は、イズ・ジョセフがカルト教の場所で何をしていたか調査をしているというものだった。
この犯罪的で卑劣な行為を行った将校を調査し、裁判にかける代わりにね」
なお、イジャー青年協議会は表向き市民団体という名目であるが、そのためには政府との武力衝突すらも厭わない準軍事組織でもある。