サッカー選手としてプロ契約し、メディアでお披露目され、チームメイトたちと練習場で会う…。サッカー少年なら誰もが夢見るストーリーだろう。
そんななか、あるクラブが病と闘う1人の少年の夢を叶えてあげたと『BBC』が伝えている。
今回素敵な試みを企画したのは、英4部のヨーヴィル・タウン。そして、プロサッカー選手としての1日を体験したのは、白血病を患っている13歳のダリル・アリンソンくん。2度目の骨髄移植が成功したというダリルくんは記者会見や、ユニフォームを手に監督との写真撮影、そして選手との練習を体験した。
ダレン・ウェイ(ヨーヴィル監督)
「ダリルはどんな人にとっても素晴らしい模範といえます。
積極性や不屈の精神によって成し遂げられることについての、輝かしい実例ですよ。
難しい時に彼が見せた決意、勇気、姿勢は(人を)感激させるものでした」
2015年に受けた最初の骨髄移植がうまくいかなかったことで、このほど2度目の移植を受けたというダリルくん。一家は手術費用と今後の治療費として、10万ポンド(1283.2万円)ほどを捻出する必要があるという。
それでも、ダレンくんは「自分の気分をすごく後押して助けてくれるようなこと(経験)でした」とその喜びを語っていたそう。